長期保有と短期保有
仮想通貨を購入した後、その仮想通貨をどのように扱うかは人それぞれです。
短いスパンで売買を繰り返し、安い価格での購入と高い価格での売却で細かく利益を上げていくスタイルを短期保有と言い、逆に細かい値動きを気にせずに長いスパンで持つことを長期保有と言います。
それぞれの保有の仕方の利点と、筆者なりのおすすめの保有の仕方を解説します。
短期保有
仮想通貨や株取引に限らず商売などにも共通して言えることですが、価格が安いときに仕入れ、それを高値で売ることができれば利益は上がります。
それをノーミスで続けることができれば、今の仮想通貨の相場であれば資産はあっと言う間に膨らみ億り人にもすぐになれるでしょう。
しかし、はたしてノーミスで勝ち続けることができるのか。もちろん中には並外れた洞察力や直感、情報収集能力すべてを駆使して常勝している人もいるかもしれません。それはほんのごくわずかの人に限られるでしょう。
さらに仮想通貨の送金や取引をするごとに取引所には手数料を取られます。
それを差し引いた上で利益を出し続けるのは専業トレーダーとしてかなりの経験を積んで初めて成しえることだと考えています。
長期保有
それに対して長期保有は具体的な期間はこれもまた人によりますが、長期的なビジョンを以ってその銘柄を購入し、日々の値動きに動じずに持ち続けるスタイルのことを指します。
ご存知の通り仮想通貨はいまも値動きが落ち着いているとはいい難く、ニュース一つで値段が激しく乱高下することもあるのが原状です。
このように値動きが大きいことを「ボラティリティが大きい」と言いますが、まさしき仮想通貨のボラティリティは株取引のそれと比べても非常に大きく、そして読みづらいです。
仮想通貨を始めるにあたって、長期保有を前提にすることを覚悟できていれば、このような値動きに翻弄されたり一喜一憂することもなく冷静に見ることができるのではないかと思います。(それが絶対的に正しいこととも限らないですが)
どっちのスタイルが良い?
投資業界では長期的に銘柄を保有することを「ガチ」で「ホールド」を略して「ガチホ」、気絶したかのように値動きに動じない「気絶投資法」などと言ったりもしますが、筆者個人的には仮想通貨を始めるのであればこちらのスタイルで行くことをおすすめします。※もちろん売るべき場面はいつくるかわからないのですし、自己責任で。
そのように考える理由はいくつかありますが
- 短期売買で勝ち続けるには専業トレーダーにでもなって経験を積む必要がある
- 仕事を辞めてまで仮想通貨の専業トレーダーになるのはあまりにもリスキー
- 値下がりを見越して売ったら逆に暴騰、などといったとき取り返しのつかないほど損失が大きい
- 仮想通貨の非常に大きなボラティリティは精神衛生上も良くない
- 銘柄について知り、その通貨の将来性を買うということがただの「投機」を意味を持った「投資」に変える
などが挙げられます。
これらのことを参考に、仮想通貨取引に臨むそれぞれのスタイルを確立していきましょう。