取引開始までの流れ
仮想通貨の取引を開始するためにはいくつかの段階を踏む必要があります。
筆者自身がいくつかの取引所に登録してみた経験を交えて、取引所に口座を開設してから実際に仮想通貨の取引を開始するまでの流れを解説していきます。
まずは取引所に口座を開設
仮想通貨を購入するには、まず購入するための日本円を取引所ないしは販売所に入金する必要があります。
その入金の受け皿となる口座をそれぞれの取引所に開設する必要があります。
お金が絡むので当然ながら「本人確認」が必要になります。
筆者はコインチェックの他にザイフやビットフライヤー、ビットバンクなど複数の取引所に口座を開設しました。
実際に登録した際の流れは以下の通りです。
おそらくどの取引所にも共通して言えますが、サイトのTOPページやログインページに、「新規登録」のリンクがあります。
そしてそこでメールアドレスとパスワードを入力します。
(※取引所によってはこの段階で他にも埋めなければいけない項目がある場合もあります。)
①で入力したメールアドレス宛てに確認メールが届きますので、そこに記載されているリンクから取引所にアクセスします。
ここまで要する時間は1分ほどで、本当に簡単に登録自体は完了します。
しかし、この段階では日本円を入金したり仮想通貨を購入したりすることはまだできません。あくまでも登録が完了してサイトに入れるようになっただけの状態です。
ではどうしたら取引を開始できるのでしょうか。
それには「本人確認」を終える必要があります。
この本人確認についても取引所によってやや手順が異なりますが、コインチェックの場合ですと、まずはサイト内の本人確認ページから必要事項の入力をし、「身分証」「通帳」「本人写真」などの画像をアップロードするところから始まります。
入力した必要事項や画像を運営側が確認し次第、住所確認のためのハガキが郵送されてきます。
このハガキを受け取ることによって、本人確認が完了となります。
本人確認が完了すると、いよいよ仮想通貨の取引開始目前です。
まずは取引所に日本円を入金しましょう。入金は銀行振込みやコンビニなどからも可能です。
コンビニの場合、いつでも入金できるというメリットはあるものの、手数料が高く入金額の上限などの制限もかかってしまうため、基本的には銀行振込みがおすすめです。
銀行振込みをする際に気をつけなければならないのが、振込み名の入力の仕方です。
多くの取引所が実際に採用しているのですが、振込み名の頭か最後に識別用のID(番号)を入力させることによって、誰からの振込みかを素早く判別できるようにしています。
この識別用のIDの入力をし忘れてしまったり、間違えてしまったりすると振込みから取引所への入金の反映が大幅に遅れてしまうので注意が必要です。
そして、単純に取引所によっても入金反映までの早さはだいぶ違いました。
早いところでは初回の振込みから3,4時間程度、遅いところだと5日もかかったところもあります。
こういった対応は早いに越したことはありません。
実際に5日も待たされた時には振り込みがちゃんとされてなかったのか不安になりました。
入金が反映されたらその日本円を使って仮想通貨を購入することができます。日本円はJPYと表記されています。
値下がりするのをじっと待って様子を伺っても良いですし、その時点で目を付けていた銘柄を買うのも良いでしょう。
しかし注意しなければならないのが、2018年1月末に起きたコインチェックのNEM流出事件のようなケースです。取引所のセキュリティーは仮想通貨の仕組みとは別問題で、まだどこも100%安全というる環境ではありません。
あまり長い間資産を入れ続けておくことは多少なりともリスクとなることは知っておく必要があります。
取引所はあくまで仮想通貨の取引をする場所と捉え、購入した仮想通貨はなるべく別のより安全なウォレットに移しておく、というリスクヘッジは各自が取るべきです。
ハードウェアウォレットで安全に資産を保管
以上が取引所への登録から仮想通貨の購入までの一連の流れとなります。
特別難しいこともなく、誰でも簡単に始められますが、その後の資産の管理の仕方などについては取引所の方からのアナウンスなども特にないので各自でリテラシーを高めておく必要があります。
仮想通貨への投資は自己責任ですので、リスクに関する認識や正しい管理の仕方は自分でしっかり身に付けてから始めるようにしましょう。